
天気が微妙な三連休はお家でのんびり漫画三昧?本稿では2025年上半期にバズった漫画を紹介する。
新人営業マンの壁となる「ノルマ」。憧れの自動車メーカーに入社した田端は、トップセールスマンを目指すも、本人の気合とは裏腹に、一台も売ることができない。彼は何が原因で成約が取れないのか?同僚や先輩、そしてお客様との触れ合いを通じてその理由を掴んでいく成長物語、みこまるさん(@micomalu)の『田端、明日は売るつもり!』を紹介する。
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「お客様の顔」が見えない新人営業マンの挫折



本作は、株式会社クニエが主催する「クニエ漫画グランプリ2021」でSNS読者賞を受賞した作品だ。「共感」をテーマに、働く側からも客側からも納得できる自動車ディーラーの裏側が描かれている。
自動車販売店の新人営業マン、田端。入社してまだ一台も車が売れていないのは、彼だけだ。売りたいという気持ちばかりが先行し、肝心な「お客様の心」を掴めていない。小さな子どもが泣き出してしまったにもかかわらず、客を待たせて見積書を作ったり、農作業のバンに乗って試乗に来た客を同僚に回したりと、自分の気持ちを優先させてしまう一方通行な態度がその原因だ。
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そんななか、先輩が風邪で病欠。田端は、車検の引き渡しを頼まれた。客の名前は「早乙女薫」。乙女チックな名前だが、販売店にきたのは強面の男性だった。田端のわかりにくい整備修理の説明に「日本語で説明しぃや」と、早乙女さんは怒り気味に言い放った。担当した整備士のフォローでことなきを得たが、田端はまだまだ勉強不足だと感じた。
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漫画制作のきっかけは、客の数だけある「面白いエピソード」
本作を描くにあたって、実際に取材をしたそうだ。「取材前にアンケートを取らせてもらいました。エピソードを聞いて、日々さまざまな場面に出くわしているのだなぁ、と実感しました。もちろんいい話だけじゃなくて、困ったお客さんやトラブル話もたくさんありましたが、お客さんの数だけいろいろなエピソードがあって面白いなと思いました」と、制作のきっかけを語った。
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