
SNSやブログを中心にエッセイ漫画を公開する河野りぬさん(@job_rinu)。彼女の友人Mさんは幽霊を全く信じていないが、不思議な体験をいくつもしているという。今回はMさんの実体験に基づいた怖い話を2つ紹介する。また、著者にMさんから話を聞いたときの心境についても聞いた。
「気味悪いイタズラやめろ!」…激安旅館の怪



社会人の河野りぬさんとMさんが夜遅くまで飲んだ帰り、東京の下町で旅館に1泊した。Mさんがシャワーを浴びて部屋に戻ると、「っていうかさー、気味悪いイタズラやめろし!」と怒鳴ってきた。Mさんは浴衣を着ている時に肩から腰にかけて“スゥーッ”と何かに触られたようだが、りぬさんには全く身に覚えがない。 Mさんはりぬさんが否定しても、全く話を聞いてくれず、強い口調で怒りをあらわにした。触ったのは誰…?
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「あの世」に連れていかれかけた女性




ある日、彼氏から早朝釣りに誘われたMさんは、彼氏と車で海へ出かけた。彼氏が疲れていたのでMさんが1人で長距離を運転することに。濃い霧で10メートルほど先も見通せない状況が1時間以上も続き、道を間違えたかと不安に思いながらも、ようやく目的地へ到着した。
彼氏はまだ眠たそうな様子だったので、Mさんは釣り道具を持って1人で海へ向かった。結局、釣り自体は小魚しか連れずリリースして終わったのだった。しかし、このあとMさんを待ち受けていたのは想定外の事態だった…。
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翌日、彼氏に電話をしてみると「俺は行ってないし、夢見てたんじゃねーの?」と回答。ポカーンするしかないMさんだったが、カフェで友達にその話をすると、横で聞いた知らないおじさんが「アンタ、それ向こう側に連れていかれかけてるよ。いるんだよ、あの世に好かれかけてるやつが… 気を付けな、お嬢さん」と忠告されたのだった。Mさんは、一体何に誘われて海に行ったのか…。
Mさんからこれらの話を聞いたときの心境を尋ねると、「本人はあまり幽霊や見えないものを信じるタイプではないのですが、以前にもチラホラ心霊現象的な体験をしているようだったので、『なんでこんなに本人は信じてないのに(心霊的なものに)好かれてるんだろう』と不思議に思っていました。どんどんエスカレートしている気がして、怖かったです」と語った。
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