
『月たった2万円のふたりごはん』の著者であるベストセラー作家・奥田けい(@kei__okuda)さん。2人目を妊娠中に、妊娠後期の血液検査から高血糖が発覚してしまう…。出産予定日まで2カ月になり、食事管理やインスリンでコントロールすることになる…。今回は、奥田けいさんに本作を描いたきっかけや当時のことについて話を聞いた。
「妊娠中にはじめて発見または発症した、糖尿病にいたっていない糖代謝異常」のこと。
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※本作は「妊娠糖尿病」を紹介するものとなります。「妊娠糖尿病」と「糖尿病」は異なる疾患ですのでご注意ください。
※本作で紹介している症状は、個人の体験談であり、すべての人に当てはまるものではありません。症状で悩んでいる場合は医師・看護師等の専門家に相談してください。

本作では妊娠8カ月で、医師より突然「妊娠糖尿病」の診断が下される。出産予定日まで2カ月という時期で、実話を基に描かれたという。
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奥田けいさんに本作を描いた理由について伺うと、「私自身、妊娠糖尿病と診断されたあとにインターネットなどでかなり調べたのですが、『妊娠糖尿病とはなにか』はわかるものの、『どのような検査で診断されるのか』『実際にどのような経緯で出産を迎えたのか』など、細かい情報はほとんど得られなくてすごく不安だったんです。それぞれ症状が違うとは思いますが、私と同じような悩める妊婦さんが、1人でも多く安心して心穏やかにお産を迎えられるようになってほしいなと思いました」と当時の心境も交えて語る。

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再検査(OGTT=ブトウ糖負荷試験)とはどんな検査なのか聞くと、「まず採血で空腹時の血糖やインスリンなどを測定します。そして75グラム(200ミリリットル)のブトウ糖を飲んでから、30分後・1時間後・2時間後と計4回の血糖とインスリンの数値を見て診断されるというものです」と詳しく話してくれた。

「妊娠糖尿病」と診断されて、本当にショックだったかと思います。診断されてから一番不安に感じたのはどのようなことか尋ねると、「どんな風に過ごせばいいのだろう?など、金銭面も含めてわからないことだらけだったのですが……一番不安だったのは『赤ちゃんは大丈夫なんだろうか?』ということです。私のせいでお腹の赤ちゃんが苦しい思いをしていたのかと思うと、とてもショックでした」と話してくれた。やはり、お腹の赤ちゃんのことが何よりも不安だったようだ。
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本作では出産までの体験談がリアルに描かれていて、続きが気になるところだ。妊娠中や妊活中の方は、この機会にぜひ読んでほしい作品だ。
取材協力:奥田けい(@kei__okuda)
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