
一匹の野良猫が保護されたところから始まる、かっく(@cak221)さんの「愛に理由はないから」は、人間を警戒していた日から「ずっと一緒にいたい」と思うようになるまでのストーリーを描く。猫を飼ったことがある人からは「これは泣く」「うちの子もそうだった」と、感動する声が数多く届いている。飼い主を思わず泣かせてしまうストーリーとは?
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涙腺崩壊の読者が続出!猫と飼い主が紡ぐ絆の物語



今作「愛に理由はないから」は一匹の猫の目線を通して、無償の愛を描いた作品。檻の中で怯えて過ごしていた保護猫の生活は、男性との出会いから一変する。狭い檻の次は狭い部屋の中に連れて行かれた。最初は家具の後ろに身を隠し、警戒心を解くことができない。しかし、毎日食べ物が出てきて、安心できる場所だとわかり、次第に心を開いていく。
「私は何も返してないのに、どうしてこの人は毎日親切にしてくれるんだろう」と、かつて野良猫だった猫は、自分の変化に戸惑った。以前は一匹で誰にも頼らずに逞しく生きていたけど、今はご飯と寝る場所を与えられ、すっかり弱くなったな。と、思いながら今日も昼寝をしている。一方的に優しくされる理由は多分一生わからない。でも、そばにいると笑顔になってくれるから、いつまでも一緒にいてあげると猫は素直に思った。
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描く際にこだわった点について、「飼われていくにつれ、野生を忘れた表情になっていくのがこだわりポイントです」と、作者のかっくさんは話す。最初は警戒心むき出し猫だったが、飼い主との距離が縮まるに連れて、幸せそうな表情へと変化していく様子は、読者の心を掴む。
飼い主が猫へ理由もなく愛を注ぐように、猫も無償の愛を飼い主に与えている。そんな温かい関係性に気付かされる作品である。コメント欄には「何度読んでも涙が…」「なんか泣いてまう···」など、感動の声が多数寄せられている。疲れたとき、心が温まる物語に触れたいとき、ぜひチェックして欲しい作品だ。
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取材協力:かっく(@cak221)
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