ウォーカープラス

子どもたちで賑わう人気の遊園地。35年前、この遊園地では1件の痛ましい事故が起こった。7歳の少年がジェットコースターと接触し、頭部と両腕を激しく損傷して死亡したのだ。時は過ぎ、その凄惨な事故の記憶は薄れ、遊園地には楽しい時間が流れていたが、その少年の霊だけは35年前のまま、その場にとどまっていた。


遊びに来た遊園地で少年の霊につきまとわれる 三ノ輪ブン子(@minowabunko)


今回紹介する話は、ホラー漫画『鬼の居る間にわたしたちは』の第3話である。『鬼の居る間にわたしたちは』の主人公は女子高生・螢で、螢は怪異が見える特異体質だった。極力見えないふりをしてやり過ごしてきた螢だったが、ある日転校してきたあざみの肩に凶悪な怪異が取り憑いているのを目撃する。あざみは憑かれやすい特異体質で、特に霊力の高い怪異を引き寄せる傾向にあった。あざみには怪異の姿は見えなかったが、なぜか螢と手を繋いでいる間だけ見えるようになることに気がつく。そして、その怪異事件をきっかけに2人は仲良くなったのだが――。


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