猫は毛玉を吐く――ことをご存じだろうか?猫飼いさんは知っていて当然の常識だが、猫を飼ったことがないと驚く人が多く、飼い始めたばかりの人は慌てて病院に連れていった…なんてエピソードも!もちろん吐く原因によっては病院へ連れて行くべきだが、吐き出すものが“毛玉”の場合は猫がグルーミングして胃に溜まってしまった毛を吐き出しているので問題はない。今回はそんな“毛玉”を題材にした漫画『毛玉』『毛玉~ノアルの場合』『毛玉~天才だった』の3部作を紹介する。

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漫画家のもちこ(@mogutchecho)さんは、現在19匹の猫と暮らしている。ある日猫のトイレ掃除をしていると、ちょうどその隣にいた猫のミカから「ケコ、ケコ、ケコ…」という音が聞こえてきた。これは猫が毛玉を吐く前兆の音である。もちこさんはちょうどトイレ掃除をしていたので「トイレに吐いてもらおう」とミカをそっとトイレにエスコートしてみた。すると、その後ミカが驚きの行動を取るようになり、もちこさんを「天才かよ」と感激させるのだった!本作についてもちこさんに詳しく話を聞いてみた。

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――ミカもノアルもお利口さんですね!特にノアルは「トイレで吐くこと」を教えたわけではなく、ミカがエスコートされている姿を見て学んだってことですよね?
はい、そうです!ノアルが突然トイレに駆け込んで毛玉を吐いたときは大変驚きました!
――トイレで吐いてくれる猫はその2匹ですか?
もう1匹、ティオという猫もトイレで吐いてくれます。たまに間に合わず、トイレの近くで吐いてしまうこともありますが…(苦笑)。ちなみにミカとノアルにも失敗はあります。成功の割合はミカ5割、ノアル9割、ティオは7割くらいです(笑)。
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――ほかの猫たちはどうでしょうか?
ダニャンいう猫にはこだわりがあって、テーブルの脚付近に必ず吐きます(苦笑)。テーブルを動かして掃除しないといけないのでちょっと大変なんですが、ほかの猫たちは好きなところで吐くのでもっと大変です。

ちなみに筆者が飼っていた先代猫は、筆者が洗面器を用意して持っていくまで吐くのを待ってくれていたが、今飼っている猫は人が動くと驚いて飲み込んでしまうので、彼女が吐くときは家族全員静止する、というのが我が家の掟となっている。同じ猫でも性格が違うので、無理強いは御法度である。
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現在「アルファポリス」で『猫まみれ主婦の日常』を連載中のもちこさんだが、SNSにも猫好きにはたまらないエピソード漫画がたくさんアップされているので、ぜひ読んでみて。さまざまなタイプの猫が登場するので、好みの子や愛猫に似ている子を見つけられるかも!
取材協力:もちこ(@mogutchecho)
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