ウォーカープラス

家にいるものの話1 画像提供:かんさび(@kansabi_kk)


「僕の家には何かいる」——少年にしか見えない影。祖母はそれを「家の守り神」と言うけれど…?新興宗教にはまった兄が家庭を崩壊へと導く、そんなちょっと怖い話を、かんさびさん(@kansabi_kk)の漫画『家にいるものの話』で紹介する。今回は制作の経緯や見どころの前編を公開。


「子ども視点」「怪異視点」で描く、家族の崩壊と救い


家にいるものの話2 画像提供:かんさび(@kansabi_kk)家にいるものの話3 画像提供:かんさび(@kansabi_kk)


かんさびさんは、本作の制作経緯を「今回は、“子ども視点で怪異を見たとき”、というお話を作ろうと考えていました」と語る。奇妙な話でありながらも、結末には常に優しい余韻が残るのがかんさびさんの作品の特徴だ。「悲しく怖い、つらい怪談や不思議な話に少々疲れていまして。不思議な話や一見怖い話でも、実は温かい側面や理由がある、救いがある、というような考えが好き」という思いが作品の軸になっているという。


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