
「怖かったら一杯無料」を謳い文句に、実話ホラーを語る客を待つスナック店主兼シナリオライターのエミ。霊感ゼロながらも、なぜか彼女の元には続々とコワイ話が集まってくる。そんな珠玉の“コワイ話”を1話完結で展開する漫画『丑三つ時、コワい話はこのBarで』。ここに綴られるストーリーは、フジテレビ『ほんとにあった怖い話』や『呪怨 THE LIVE』の脚本家でもある、本作の原作者・穂科エミさんが集めた実話がもとになっているという。
今回は、第3話「黒い影」の後編を紹介するとともに、原作者の穂科エミさん、漫画担当の近原さんに聞いたインタビューの前編を公開。
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ハワイの夜道で遭遇した「黒い影」…(前編)
今回エミの店を訪れたのは、高校時代の同級生・洋子。以前に出張で行ったハワイでの不可解な出来事について語り始めた。夜、道に迷ってしまった彼女は、子どものころから頻繁に見る夢に出てくるような道に遭遇。遠くに見える人影に近づいていくと、急にその人影が目の前に現れた……。
原作者である穂科エミさんには本作について、漫画を手がける近原さんにはデビュー秘話などを聞いた。
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穂科さんは、怖い夢をしょっちゅう見ると語る。「普通の夢より悪夢のほうが多い」としながらも、「毎度起きたときにはグッタリするが、最近は普通の夢だったり、夢を見ないほど熟睡した朝は、なんだか少し物足りなく思うようになった」という。普段では考えつかないような展開が起きるため、「執筆業としてはむしろ引き出しが増える」と、自身の悪夢を創作の肥やしにしていることを明かした。
漫画化で登場したキャラクター「ジュニア」は、穂科さんの案なのか尋ねると、「店主の女性がひとりよりも、バディがいたほうが話に膨らみが増すのでは…と編集の方とお話をして決めた」と説明。ちなみに「ジュニアというキャラクターにはモデルがいる。霊感などの能力はないし、ビジュアルも違うが…」と、その背景を語った。
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