「手の描き方が美しすぎる!」と話題の漫画家・小菊路よう(@TheeKick)さんが、今回描くのは〈腕のお化け〉の話。
仕事に悩み、疲れてしまった会社員・梅さんがうまく寝つけずにいると、目の前になんと〈腕のお化け〉が現れた!この腕のお化けの正体は悪者なのか?味方なのか?
ちょっと抜けたところのある天然な会社員・梅さんと、色白マッチョな腕のお化けの不思議なコンビが繰り広げる、ほっこり笑える怪異漫画の世界にどっぷり取り憑かれてみてはいかが?
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漫画が読める場所だった歯科医院が創作の原点に――小菊路ようが描く努力家エリート医師の魅力



今回のお話は歯科医院の回。
主人公の梅が通院している歯科医院についてきた腕のお化けのカイさん。担当したエリートイケメン歯科医にもカイさんが見えているようだ。「不安を与えない治療」をモットーとしている歯科医は、カイさんの存在に戸惑いつつも治療に集中しようとする。しかし、梅の治療に反応するようにジタバタと動くカイさん。歯科医から梅への「イヤな感じがしたら手をあげてください」という声かけに、カイさんが手をあげる(笑)。治療を終え、梅とカイさんが帰ったあと、歯科医は腕(カイさん)が自身の治療を不安がっていたのを振り返り「もっと研鑽せねば…」と反省するのであった。
本作の舞台となった歯科医院について、作者の小菊路ようさんは「歯医者さんでは待合室でけっこう待たされる時間が多かったので、その間に漫画を読んでいました。なので歯医者さんは『漫画が読める場所』と認識していました」と語る。
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お話の中で治療を受けている梅の代わりにカイさんが手をあげるといった描写があったが、作者の小菊路ようさん自身は「痛くても手を上げられないタイプ」だという。ちなみに、今回のお話に出てきた歯科医は目の下のほくろがチャームポイントとのことだが、小菊路さんが好きなほくろの位置は「首」なのだそう。
作者の"好き"が詰め込まれた本作、「おツカレお姉さんと腕のお化け」をぜひ読んでみてほしい。
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取材協力:小菊路よう(@TheeKick)
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