
コミックシーモアにて『鬼妃~「愛してる」は、怖いこと』を連載し、SNSにも投稿している町田とし子(@matidatosiko)さん。原作は鉈⼿璃彩⼦さんの同名⼈気⼩説で、主⼈公がネットにある怪談朗読を投稿したことがきっかけで、幼馴染が無惨にも⻤に祟り殺されてしまうというエピソードだ。本作を描こうと思ったきっかけや苦労した点などについて、町⽥とし⼦さんにインタビューした。
※本作にはセンシティブな表現があります。閲覧には十分ご注意ください。
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小説を漫画化するうえでのこだわりと想い



本作『鬼妃~「愛してる」は、怖いこと』の原作について、町田とし子さんは「夏目レモン先生の印象的な表紙に惹かれ、本編を読み、鉈手璃彩子先生が紡いだ怖ろしく悲しい展開と世界観にどんどん引き込まれました」と語る。
本作の依頼をいただいた際、「このキャラは自分だったらどういうキャラデザで…」「ここのシーンは自分だったらどう描こうかな…」と思い悩んだという町田さん。最終的には「自分に素直になったほうがいいな」と考え、漫画化のオファーを引き受けたという。
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制作にあたっては、原作の世界を損なうことなく、自分なりの解釈でキャラクターの内面を丁寧に掘り下げることに注力。ある場面ではあえて淡々と描写し、読者が原作と漫画の双方を行き来することで、キャラクターの新たな一面を発見できる構成を心がけたという。また、漫画単体でも十分に楽しめる完成度を意識して制作されている。
一方で苦労も多かったようだ。男性キャラクターの描写が苦手だと語る町田とし子さんは、「原作ではかっこいい魅力的なキャラクターがそろっているのに、私の画力で台無しにならないようにとにかく男性陣は時間をかけて描いています」と制作の裏側についても教えてくれた。
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今後の活動については、「そのとき描きたいものを優先していきたい」とのこと。ミステリーや歴史もの、ラブコメ、グルメ、ホラーなどジャンルにとらわれず、多様なテーマに挑戦していく構えだ。現在はオリジナル作品の企画も進行中とのことで、今後の発表に期待が高まる。
取材協力:町田とし子(@matidatosiko)
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