
接客業をしていると、どうしても変な客に当たってしまうことがある。どんなにまじめに仕事をしていようが、誰よりも真摯に接客に取り組んでいようが関係ない。避けようがない“運ゲー”のようなものである。一見、平和に見える日常に突然現れるブラックホール。その日も、なんてことのない「今日」が最低最悪の一日になることを、アパレル店員はまだ知らなかった…。

早番で店頭に立っていると、早速ひとりの女性客が来店。その客は「おねぇさぁんっ」とハイテンションで近づいてきて「これ試着したいんだけどー、オッケー牧場?」と聞いてきた。どうやらこの女性、朝までお酒を飲んで酔っ払ったままご来店されたようだが、酔っ払っていること以外は悪い人ではなさそうだった。しかし、この女性客の“お忘れ物”が前代未聞だった…!!なんと彼女が試着室に残していったのは、セクシーな“おパンティー”で…アパレル店員は、“おパンティー”をどう処理するのか!?
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本作『アパレル店員の最低最悪、でも最高の1日。』を描いたのは、ブログにて漫画を描いているゆき蔵(@yuki_zo_08)さんである。アパレル業界で約10年の接客経験を持つゆき蔵さんは、当時の実体験をベースに“接客業の闇”を描いた漫画『女社会の知られざる闇。』や、ないものねだりばかりをする4人の女性を主人公にした物語『ないものねだりの女達』などを連載している。今回の話はゆき蔵さんの元に届いたフォロワーさんの体験談である。「フォロワー様から届いた事実を元にフェイクを加えつつ再構成して描いております」とゆき蔵さん。詳しく話を聞いてみた。

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――今回はフォロワーさんの体験談でしたが、ゆき蔵さんもびっくりしたお客様のお忘れ物はありますか?
杖をついてご来店されたお客様がお帰りになる際、杖を忘れて帰られました。「楽しくて元気になっちゃたわ」と言ってくださったのがうれしかったです。
――本作に登場するアパレル店員は、次に来店した変な男性客から嫌がらせも受けていますが、ゆき蔵さんにも似た経験はありますか?
嫌がらせかわかりませんが、フランス語の雑誌を持ってきたオジサンに「これ読めるか?読めないよな〜、俺は読める!」と絡まれた事はあります(笑)。
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この日アパレル店員は、“おパンティー事件”の女性客のあとに、2人の迷惑客の対応を余儀なくされる。3人目のクレーム客の対応の際には、ひどい言葉を投げかけられ泣く寸前にまで追いやられたのだが、そこに救世主が現れる!!フォロワーさんから届いた体験談の本作は、気が抜けない展開になっているので、ぜひ最後まで読んでみて。

取材協力:ゆき蔵(@yuki_zo_08)
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