キャラクターのギャップが良い!怪異とグルメという異質な組み合わせが魅力的
異世界育児ファンタジー「魔託のヴァルムト」や、どこからどこまでが本当なのかわからなくなるサスペンス作品「サイケデリック」など数々の話題作を生み出している作者のウエマツ七司さん。小さなころから絵を描くことが当たり前だったウエマツさんは「当時読んでいた週刊少年ジャンプに投稿してみようと用具をそろえて描き始めました」と、本格的に描き始めることになったきっかけについて教えてくれた。
本作に登場するヒロインの亜喰というキャラクターは、ストーリーよりも先にできたキャラクターらしく、ウエマツさんは「『このキャラを動かしたい!』と思う衝動と『怯えてる男性キャラが描きたい!』という衝動が組み合わさってできました」と本作の裏話を語る。亜喰が狼谷に対してとる絶妙な距離感について「全部自分の魅力をわかってるあざとい行動である」と話しながらも、そんなあざといシーンこそギャップ好きのウエマツさんにとってお気に入りなのだそう。
月刊少年サンデーの読み切り作品として描かれ、作者であるウエマツさんが「一番欲望に忠実に作った作品かもしれません」と語る本作。狼谷の過去や亜喰の正体など、まだまだ隠された部分も多く展開が気になる本作は「これが読み切りなのか…。続きを見てぇよぉ」というような続編を期待する声が多く挙がっている。
ホラーなのにおいしそう?なストーリーが気になる方はぜひチェックしてみてほしい!
取材協力:ウエマツ七司(@uemt_74)