――同期や先輩がどんどん辞めていくほど、過酷な労働環境だったんですか?
辞めていく理由はそれぞれあると思いますが、ハードな労働環境ではあったと思います。自由な側面もありましたが、任される業務量は割とありますし、スピードも求められました。とくに新卒のころは、右も左もわからず、自分の要領も悪かったので大変でした。人が抜け始めるとその分の業務がさらにのしかかってくるので、どんどん疲弊していきましたね。よく「顔、死んでるよ」と言われました。
――かなり遅くまで残業されていますが、その分給与に反映されていましたか?
固定残業代だったため、超過した分は残業代がつきました。ですが、残業代より早く帰れる方がずっとうれしいです(笑)。
――退社した理由やきっかけはありますか?
身体に症状が出始めたためです。「あ、これやばいな…」と危機感を感じました。やはり健康が一番なので…。
――一番辛かったエピソードがあれば教えてください。
仕事を連休前に片づけきれず、持ち帰ってお盆休みや正月休みに徹夜して仕事していたことですかね。とてつもなく眠いのにやらなければいけない状況と、せっかくの休みなのに仕事をしているという状況をダブルでくらい、頭がおかしくなりそうでした。
睡眠不足というのはもちろん身体に悪いですが、自分の好きなことに時間を割けないという精神的なダメージもかなり身体に悪いです。今思い出したのはこのエピソードですが、もしかしたら忘れているだけでもっと辛かったことがあるかもしれません(笑)
中途採用で入った新人に業務内容を説明すると、その人は昼休憩のあとに「やっぱり、退職することにしました」といって消えた。少しは負担が減るかと思ったのに、実質一日も経たずに辞めてしまうような環境とは。淡々と業務をこなしていくうちに社畜になったじょんさん。しかし、体に異変が現われて?
取材協力:じょん(@John25uru)