2024/4/24
レジで店員から放置、宿泊先の飲み会に自分だけ誘われない…海外旅の「小さなバッドエンド」な体験談漫画が味わい深い【作者に訊く】
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海外を旅するなら、そこでしか得られない体験や光景を求めるもの。けれど、いつでも劇的なエピソード、うれしいことばかりに出くわすわけではもちろんないもので……。
漫画家の五箇野人(@gokayajin)さんは、ゲッサン(小学館)で連載中の「海外 縁にまかせて歩くだけ。」や、「つかれたときに読む海外旅日記」など、海外で体験した出来事を作品に描く作家。2024年5月10日には単行本「つかれたときに読む海外旅日記」5巻と「海外 縁にまかせて歩くだけ。」2巻が同時発売されるほか、SNSやブログでも日々海外旅のエピソードを漫画として発表し人気を博している。
そんな五箇野人さんが2024年から、ネット上で公開を始めた新シリーズが「そんな日もある。」だ。五箇野人さんならではの視点や思いがけない体験を描く海外旅日記シリーズとは対照的に、「そんな日もある。」シリーズでは、会計をしたいのにレジの店員が長電話でほったらかしにされたり、宿泊者同士の距離が近いドミトリーで自分だけ蚊帳の外に置かれてしまったりと、がっかり・しょんぼりしてしまうような小さな出来事を淡々と描いている。タイトルどおり「そんな日もあるよ」と言いたくなるような同シリーズをスタートした想いを、作者の五箇野人さんに訊いた。
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